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「あってもなくても大して変わらない」そんなブログです。

今年もいろいろあったけど、私が聴く音楽はあまり変わり映えしなかった…そんな2021年を振り返ってみる

何だかんだといってブログを更新しそびれているうちに、もうこんな時期になってしまった。
仕事も忙しく、推し活(って言うんだろうな、やはり)も忙しく、世間の有り様も何だかせわしなく、何とか緊急事態宣言が解除されたものの、今度はまたぞろ新種が出てきたり…そんな中で、ネット関連では、セクシー女優の架乃ゆらさんのファンの方々(かのらー、と称する)と主にネットの上だけだが交流を持つことが多くなり、私自身少しずつではあるがかなり性格も丸くなってきたような感じがした(そう思っているのは案外自分だけなのかもしれないが)。
コロナの感染状況に振り回されはしたが、クイズサークル「岩Q槻(いわくつき)」の定例会は新たな参加者の方々が続々と定着してくれて本当にありがたかった。のみならず、企画や当日のスタッフ等積極的にこなしてくれたりするとあっては、ひょっとしたら一番動いていないのは自称会長のこのワシなのではないか…と思えるくらいであった(これではいけないのだがなぁ)。
今年は自分自身4度目の年男ということもあり、何だかんだ言って非常に充実した一年だったような気がする。

で、もともと音楽を聴くのが好き(どういうわけかギターを弾いたり歌ったりするのも嫌いではない)な私は、今年に入って「YouTubeMusic」にハマってしまったのである。
仕事の行き帰りに適当に何か一曲選んで聴きながら自転車のペダルをこぎ進めるのがほぼ日課になりつつあるほどである。
そんなワシのこの一年(実際に利用し始めたのは一月半ばくらいからなので正確には「一年弱」ということになろうか)を「2021 RECAP*1」というプレイリストと共に振り返ってみようと思う(思うだけにしておいた方がいいかもしれない)。

各ジャンルごとに分けて見ていきたい。
①GS(グループサウンズ)、或いはそれに準ずる1960年代の歌謡曲
・多分一番多いのがこのジャンル。昨年はゴールデンカップスのベーシスト、ルイズルイス加部さんとドラマー兼ボーカルのマモル・マヌーさん、今年に入ってジャッキー吉川とブルー・コメッツのバンドリーダーを務めたジャッキー吉川さんにベーシストの高橋健二さん…忘れてならないバニーズというGSバンドを率いてGSブーム下でもその存在感を示した寺内タケシさんも鬼籍に入られた。
今存命の人たちも相当なご高齢の方が多いという、明るい未来とは縁遠そうなジャンルなのだが、ワシにとっての昭和歌謡の原点であり、洋楽と比べるとさすがに聞き劣り(見劣りではない)する部分もかなり散見されるが、日本のポピュラーミュージックの新たな地平を切り開いたムーブメントであったことは間違いない。
で、やはりと言うか何と言うかワシはかなりひねくれた志向の持ち主でもあるので、いわゆる誰もが知っているヒット曲よりかはそれより知名度が落ちるような曲に惹かれる傾向が強い。スパイダース*2だったら「夕陽が泣いている」あたりが来そうなところを「真珠の涙(何とリストの一曲目!)」とか「黒ゆりの詩」とか何でお前そんなの知ってるんだよと言われそうな曲が入っていたりする(他のグループでもそうかと思ったら実は案外そうでもなかったので、スパイダースだけYouTubeMusicの選曲センスがワシに合わせたのか?そんなはずはないのだが)。
②1960年代の洋楽
・何だかざっくりしたジャンル名だが気にしないように(謎)。
今年に入っての物故者というとローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツを上げないわけにはいかないだろう。とは言うものの、どう言うわけかワシの「2021 RECAP」にはストーンズの曲が一曲も入っていない。うーむ、謎だ。
で、つい最近モンキーズのマイク・ネスミスが亡くなったのだが、そのモンキーズの曲は何故だか結構入っている。この基準が良くわからないんだよなぁ…。
他には、一昨年あたりにえらくハマったバロック調のロックを奏でる60年代アメリカのバンド、レフト・バンクの曲が3曲。いずれも名曲(私自身がそう思うのであって、皆様がどう思うかは全く考慮に入れていない←)。
イージーリスニング
・今年に入ってYouTubeで「Le Monde Du Paul Mauria(ポール・モーリアの世界)」というチャンネルを見つけて登録して以来、この手のグランド・オーケストラものが異常なまでに聞きたくなって、YouTubeMusicでもかなり聴きまくったジャンル。若い人たちにはピンとこないかもしれないなぁ…。
とかく歌詞がなければ音楽を聴けない、音楽でないという偏見を持っておられる向きも数多くおられるかとは思うが、まぁまずは黙って聞いてごらん、と申し上げておきたい。
ポール・モーリア以外でかなり聴いたのは「二人の天使(邦題)」という楽曲。YouTubeMusicではレイモン・ルフェーブル・オーケストラが演奏したバージョンが良く再生されたが、ソプラノサックス(オーボエかな?とにかく高音の管楽器っぽい音である)のソロがもう無茶苦茶素晴らしい!
④その他のインストもの
ベンチャーズやシャドウズ、スプートニクスといったギター・インストゥルメンタルの楽曲はこのジャンル。
そんな中でメイスン・ウィリアムスというギタリストの「Classical Gas」という楽曲がめちゃくちゃ素晴らしくてハマってしまった。
今年、ワシはさいたま市の文化事業であるアコースティックギターのワークショップに参加しているのだが、もし譜面があったらこの曲をやりたかったくらいハマった(その後、ネットを調べていたらギターのタブ不を作っているサイトがあって、即刻会員登録したのは…あ、ここで言ったら内緒にはならないか(謎))。
⑤フォーク/ニューミュージック
・GSと並ぶワシの好物のジャンル。こちらは時代も作者もかなりバラバラだが、一貫しているのはワシが好きそうなアーティストや楽曲を知っているかのような選曲センスである。

この他にもいろいろな観点からジャンル分けしたいのだが、まぁ字数が多くなってしまうのでこの辺にしておく。
やはりワシの好きな音楽ジャンルというのはそう簡単に変わらないのだなということが再確認できたというのが結論といえば結論であろう。
一応リストを書き出しておいたので、別掲という形ではあるが挙げておきたい。

ともあれ、来年はもっともっといい年にしたい。皆様、良いお年をお迎えください!

*1:Recapitulate(要約する)の略語で、つまり「2021年にワシがかなりの頻度で聴いた曲をかいつまんだ…ということになろうか。

*2:堺正章や井上順、物故したムッシュかまやつらが在籍したGS黎明期から活躍したバンド。ビートルズらの「リバプールサウンド」に対抗して自らの作風を「トーキョー・サウンド」と標榜するなど音楽センスはかなり当時としては進んでいた。